キミの夢を見ていた

2014年、12月19日。わたしにとってはなんでもない1日になるだろうと思っていた日が、まさかこんな忘れられない1日になるなんて思ってもいなかった。あらしに会いたいって、ずっとずっと、実現させるための夢を見ていたはずなのに。それが叶った瞬間も、少し時間が経った今も、わたしはいまだに夢を見ている。そしてこれからも見続けるんだろうねって、そう思わせてくれるコンサートでした。そんな夢の記録。



Asterisk
ネタバレなんて見てない。でも1曲目はこの曲だって、分かってたよじゅんくん。1曲目はAsterisk以外に考えられなくて、iPodだっていつもこの曲から再生ボタンを押してたんだ。そしてこの曲が具体化される場面に居合わせることができて、まさしく“再生”というか、あらしがデジタリアンの世界に産み落とされた瞬間を目にしてしまった感じ。細かいことは覚えてないけれど、メインステージの高いところで、キラキラした衣装を身に纏って、誰にも触れられないようなベールに包まれて、神秘的な光を味方につけて、5人で踊る姿がとにかく眩しかった。この表現が正しいのか分からないけれど、絶対に手の届かないところにあらしがいたんだ。にのみやくんの言葉を借りれば、わたしはこのOPに神格化したあらしを見た。1曲目からそう感じさせるなんて、これが見たかったんだって心底思わせるなんて、やっぱりあらしはまっすぐにずるい人たちだ。あのね、ラップ前のBメロのダンスがものすごく好きだった!ロッキンのロックステディ的な動き*1で5人が中央に寄っていって、そこから4人が開けてしょうくんがラップし始めるの。なんかイエスノを思い出したよね…まんなかにしょうくんがいて、「身体を抜ける光のシャワー」とまっすぐ前を見据えて言葉を紡いで、その横では4人が踊ってる。その構図が変わらずに好きだったし、大事にしたいあらしの姿だなあと思った。

◆Wonderful
ウェーブが多用されてた…ような?(曖昧でごめんなさいw)自由にノってるように見せる振り付けがあって、そういう振りってあらしでは珍しいような気がして新鮮だった〜。

◆Bittersweet
5人が縦一列になって、あのイントロと同時に1人1人の顔が見えていくあの瞬間の胸の高鳴り、大切にしたいなって改めて思った。あとシングル曲を踊るしょうくんをライブで見ると、どの歌番組よりもライブがいっちばん気合い入ってるぅうううって感じるからいつももれなくときめいてます。そうそう、Aメロの左3人がすんごい楽しそうだったな〜!

◆Disco Star
噂のディスコスター様の登場早い…ってどきどきしながら待ち構えてたら、まさか神輿で担がれてくるとは思わずしょっぱなから盛大に吹いた!w やってくれるぜあいばまさき!しかも神輿から出てきたーー!と思ったら絶妙な色と柄のシャツをお召しになっていて、早くも2度目のやってくれるぜあいばまさきですよ!!!そんで腹チラで既にしにかけてるのに、追い打ちをかけるように床を這い出したときは思わずイケナイ気持ちになってしまってもうわたしどうしたらいいか分からなかったです(まがお)。そしたらサビでいきなりウィッチウェイ*2やり出すからさーーー!!!足長すぎるしかっこよすぎるしウエーーーって感じでさーーー(感情追いついてない)!!!あいばくんやっぱりロック似合うーうおーーってなってたら2番で連続腰振りされてゆめさんはあっけなく天に召されました〜fin〜。「不埒なビートにやられたい」であの振り当てた人に菓子折り持っていかねばならない。あいばさんさぁ、あの腰振りでどんだけの死人が出るか分かってやってるのかな?!?!?!ばたんの胸中お察しいたしますの世界だよ…ディスコスター様の盛り上がりでうやむやにされてるけど、あれ間違いなく18禁だよ……。そんでディスコスター様いきなりトロッコ乗り始めるし、なんでもアリすぎてわらったよね!こんだけかっこよくてえっちくて盛り上がるのに、ディスコスターウォークとかディスコスターバイバイとか意味不明すぎてつまりは最高だった。これが天国だったのか。ディスコスター様がいなきゃ天国じゃないのさ!!!

◆Hey Yeah!
おおおしょうくんのソロ、ディスコスター様のあとなのか…がんばって…!という気持ちで幕を開けたへいいぇー(おい)。しょうくんが英語を喋っていたよ。ハワイ然りソロ然り、英語が少しずつ仕事に活かされている感じというか、逆に言えば仕事で英語を使えるようになってきているっていうのが嬉しかったです。やってることを無駄にせずにきちんを実を結んでいこうとするしょうくんの姿勢が好きだし、よかったね、もっともっとがんばれ、って素直に思います。ただ歌うだけかな〜と思ってたから、ちょいちょい踊っててびっくりしたし嬉しかった!なんていうんだろ、BWのソロ思い出したりしてさ…想像の世界でしかないけど、まちがいなく抜け出せたんだなーとおもって。ダンスがねえ、すごく好きなテイストだったんですよ。足でリズムを刻むような、しょうくんの得意な感じのやつで。こういう曲をきちんとじぶんのものにして、さくらいしょうイズムを出したソロとしてしっかり仕上げてきたところに、結局好きだなーと思ってしまったんだよね!シャツの色とか背中のHey Yeah!とかなんだそれ!wって笑いそうになったところもあるけど、それもまるっとまとめてご愛嬌ってことです!

◆One Step
めずらしくすえずが同じゴンドラに乗ってきて、ひえええ…!!!ってなりましたです。あとこの曲だったかな、ゴンドラから降りるとき一瞬スポットがあたらなくなる瞬間のじゅんくんが、仕事人!って感じのものすっごい集中した表情をしてて、ぐっときた。

◆Oh!Yeah!
たしかこの曲のときにしょうくんが近くにきてくれたんだけど、ハワイに続いて今回もしょうくんが前を通った瞬間に「かっこいい…!」というダイイングメッセージとともにばたばた倒れていく(※比喩)人たちが周りにたくさんいて、「そうだろう!!!へっへーん!!!」となぜかわたしが誇らしい気持ちになるという。おいゆめ、おまえはしょうくんのなんなんだ。このときにしょうくんかっこいい…あれっ髪ちゃいろい!てゆかもしや髪の毛すこし切った?ってちょっと、腰肉が衣ごしに存在アピールしてくる…!きゃっ…///というジェットコースター並みのめまぐるしい感情に襲われて、1人でとても忙しかったです。あ、あいばくんがしょうくんにマイクでかんちょーしたのはこれだったかな。レポでさくらばがひどいって話は散々目にしていて、わたしも目にした瞬間はぎゃん!って感じではあったんだけど、なんていうか…実際に見てみるとさ、まず前提としてお2人とももんっっっのすごくイケメンなんですよね…さくらばちゃんの醸し出すリア充アンド爆モテオーラが半端ないんですよね……(絶望)。「さくらばかわいい〜(でれでれ)」なんて簡単に言えるような世界ではなかった。こんなイケメンとイケメンが?!リア充爆モテオーラをばくはつさせながら?!かんちょーして笑い合ってる世界がいま目の前に…?!?!っていうさ。もうさくらばって一体なんなんですか。わたしはさくらばが放つ異世界のオーラに目がつぶれました。2人のいちゃいちゃをいつも間近で見させられている人たち、よくふつうに生きていられるな…やはり住む世界が違うのだろうな…(絶望)。うん、さくらばにはもっともっとわたしを絶望させてほしいです。

◆ハダシの未来
ちょっとこれは言わせてほしいんだけど、まわりがハダシすら踊ってない人たちばかりだったのは正直びっくりしました!わりと若い子たちで、すごくあらしが好きなんだろうなって雰囲気では伝わってくる人たちだったからこそ、なおさら。単純に、知らないのかな…?コンサートの参加スタイルなんてそれぞれだし口を出すことでもないかもしれないけど、もし知らないんだとしたら、ちょうもったいない!一緒に踊るとすっごいたのしいんだぞー!とわたしは言いたい!あとさ、大サビでいつもclapに変わるとこ、あらし普通に踊ってなかった…?あれっって思った記憶があるんだけど、記憶違いかな、どうだろ。あとこの曲だったっけかな?じしゃくちゃんが曲始めに遊んでいたのは。えむってSPの迷宮みたいなキメポーズを向かい合ってやってたよ。ふざける2人はすごく生き生きとしていました。

◆Love Wonderland
メインステでわちゃわちゃ踊っていたこと以外に記憶がない。脳内がかわいいで埋め尽くされた結果、こんなことになってしまった。ただ、生で聞くあいばさんのソロのウィスパーがかった声が最高にせくしーだったことは覚えている!!!ああ、あとおおのさんのソロの声がほんっとうに綺麗だったんだ。

◆MC
・天然ちゃんの最初の挨拶がおばさんみたいだった、ってくだり。天然ちゃんのあとに挨拶だから、「おれ男出しまくったからね!引き出しあけまくったからね!」っていうしょうくんにゆめさん死亡。引き出し開けた結果が、「こっちはハワイから帰ってきて有り余ってんだよ!」なんですか!!!ちょっと!!!男出しすぎ!!!
・S「おれのなまえはなんだ?ディスコスター!のときさ。ふんふんっ!(あいばくんがふんふん言いながらハッスルみたいな動きをしてた)って、あれなんなの?笑」あいばくんのこと、おたくばりに観察して記憶してるしょうくんはなんなの?上の挨拶のところしかり、コンサートでのメンバーの動き(主にあいばくん)を把握しすぎているしょうくんに若干引きました。いいぞもっとやれ。
・160-170の心拍数はつらくないのか、という話。J「おれはジムで170くらいで走ったりしてるから大丈夫。生きてる!って感じがする。」S「あいばくんは?」A「おれ?つらい(即答)。」
・心拍数の話をじゅんくんとかしょうくんがしてるとき、にのちゃんが他の人より低いじぶんの心拍数をあげるため?なのか、ぴょんぴょん跳ねてみたりする姿がキュートすぎた。そのあと「そこのオネエたち(おおみや)聞いてんのか」ってじゅんくんに怒られてたけど。
・「母と暮らせば」の告知。さくらば「言ってよ〜〜!」S「山田洋次さん、吉永小百合さんっていて、うわ知り合い(にの)いるよって思って。」N「ハワイ前に焼肉屋行ったって話、実は共演者たちと一緒だったんです」さくらば「言ってよ〜〜!」
・オリエント。S「役どころは?」N「秘書です。」S「それはさあ、やるにあたって秘書検定とか…受けないの?」N「ごめんなさい、それはじゃあもともとわたし秘書の素質あったのかもしれないです。受けてないです。」秘書役って話を受けて“秘書検定”ってワード出してくるアイドル、しょうくんの他にいるの?
・みらくる見てくれた人〜?のあと、まだ見てない人〜?って聞いちゃうあいばくんw手挙げてる人に突っかかろうとしてしょうくんにやめなさいって止められるw S「スケジュールの都合だよね!ね!」
・着替えでハケてたじいまごが帰ってきて5人一列に並んだところで、しょうくんが「紅白の司会やらせて頂きます」って。去年、「松本がいないところで言うのも何ですけど」って前置き付きで紅白の告知してたしょうくんのこと思い出した。ことしは5人で告知できてよかったね。
・ファンライト企画、メンバーカラーにして下さいって説明のとき。「あらしカラーなんて知らねえよ!…って人は、周りに合わせてください。知ってる人きっといるはずなんで。」って言い放つさくらい委員長にときめいた。
・ファンライト企画の説明が終わってさあ次の曲ってとき、一瞬しょうじゅんアイコンタクトしてたよね?これわたしが見た幻想じゃないよね?もし本当に幻想じゃなければ両輪爆発案件だねこれ???
・ファンライト企画。レポでよく見る消してのくだりないな〜って思ってたら、忘れてたらしく曲の途中でストップwメロが止まってもぐだぐだ歌い続けるあらし。「おれらコンサートやってるんだよお!」「カラオケしてるんじゃないんだよお!」ぴーちくぱーちく
・そして仕切り直し。N「次の曲なんだろね〜(わざとらしい)?」「お客さんもプロですから!大丈夫ですよ!」という煽りを受け、TAKE2で1回目より大きい歓声をあげる私たち。しょうくん、手叩いて爆笑してくれたぜ。そのあと手でOKってつくって見せてくれた!

◆ファンライト企画(WISH)
光のウェーブ、綺麗だったな〜。客席にいる人たちが、分かりやすくワァ…!ってなるの、あれあらしも見てて嬉しかっただろうな。ひさしぶりに「人々は愛を語る〜」って歌えたのうれしかった!なんだかんだいって、冬のWISHはいいよね。

◆メリークリスマス
WISHからメリクリに繋がるのよかった!しかも会場が色とりどりな空間になるWISHと、メリクリで一気にモノクロになる空間のその対比も、にのみやくんらしいドラマチックさだった。まあ正直、メリクリに関しては衣装を見た瞬間に「あ、勝訴」って感じでした。ふわもこのファーにお顔を包まれるにのみやくんは正義だ。あとわたしやっぱりエレキ弾くにのみやくんがいっとう好きです。正確に言うと、エレキ弾いてるにのみやくんの指が好きなんだよね。曲に合わせて楽しそうに跳ねる指が好き(文字にすると変態っぽいねごめんなさい)。てゆっかさ、にのみやくんめっちゃ歌うまくて曲のテーマにぴったりなウィスパーがかった透き通った声でちょう素敵だったんだけど!あれほんとに生歌だったよね?!笑 音外してこそライブのにのみやくんと思ってる節があるもので…^^でも大サビ入ってから声が不安定になって、逆に安心したwあー、にのちゃんだー!ライブだーー!!ってwだんだんと色づいていく会場を見渡しながら、しみじみと「きれいだね〜」って呟いてたよ、にのちゃん(わたしの読唇術が成功していれば)。

◆STAY GOLD
じゅん担は本当に幸せ者だね…って、今年もつよくおもった。言葉にするの難しいんだけど、めちゃくちゃ良かったんだ〜じゅんくんのソロ。特別なにかあるわけじゃなくて、踊って、煽って、ふつうに終わっていくんだけど、そのスタンダードさにじゅんくんのひたむきさがまっすぐに表れていて。何がいいって、とにかくダンスがよかったの!!!じゅんくんのしなやかな身体がつくりだすダンスの造形が美しくて、思わず見惚れてしまった。それだけじゃなくて、その物事にまっすぐに向き合う姿勢も含めて、じゅんくんはどこまでも美しい人だなあと思わずにはいられなかった。サビのフリはたぶんみんなに一緒にやってほしかったんだと思うんだけど、上手に向かって楽しそうに笑いながらそのフリを煽るじゅんくんの姿が忘れられない。

◆Imazing Crazy
おおのさんのソロの、新しいフェーズを見た気がする。歌とダンスでひたすらに魅せてきた、その先を。真っ暗な会場を突き刺すいくつもの光に、守られるようにしてその中を泳ぐおおのさんの姿は凄まじかった。どうしよう、あのおおのさんが、光まで味方につけてしまった。包まれているその光のベールは、私たちとおおのさんのあいだにある壁のようにも感じて。すぐそこにいるのに永遠にその実体を掴むことができないような演出が、浮遊感のあるこの曲にぴったりでした。まさに、「掴めない そのイメージ」。はあ、神々しかったな…。ソロ中のファンライトや照明は、どこまでメンバーが指示を出しているんだろ?もしこれがおおのさんによって計算されたものだとしたら、わたし、もう頭があがらない。降参。

◆Tell me why
散り散りだったメンバーがメインステに帰ってきて集まったところで、こだまするおおのさんの「I'm so sorry...」に感嘆の息が漏れないはずがない。拍手しかできない。

◆TRAP
かっこよすぎた好きすぎたおおのさんほんっとにありがとうございます(深々と礼)!!!!!なんか…もう本当に…かっこよかったんだよ……(涙)かっこよくてふわふわして最高にでれでれしちゃってこんなにもとろんとろんになったの久しぶりかもしれない。なんて表現したらいいのか分からないくらいとにかくかっこよすぎたブルレイはよ!!!!!正直なところ、TRAPをおおのさんが振り付けると聞いて、どう転ぶかな〜と思ってたんだよね。おおのさんって、こういうTHE 見せ場!!!って感じの、音的に大ぶりな曲に振りをつけるイメージがあまりなくて。どうなるのかなーと思ってたら、これですよ。これはあらしの可能性と同時に、振付師としてのおおのさんの可能性もぐんぐんに広げた1曲だと思う。ていうか、おおのさんが振り付けた曲であらしの魅力が増幅されて、それによっておおのさんの振付師としての可能性が開けていく、この振付師おおのさんと演者あらしの相互作用的な関係性すんごいぐっとくるね。クリエイターであるあらしとパフォーマーであるあらしのバランスが、いま高みのもとで絶妙な均衡にある気がする。あのねえ、言っちゃうけどねえ、しょうくんがほんっとにね、かっこよかったんです……。まず衣装がhiphopテイスト全開のやつだったんだけど、あらしの中でこれを着るポジションにしょうくんがいるんだっていうことがまず嬉しかった。この衣装を任せられるのはしょうくんなんだ〜っていう。30過ぎてもああいう衣装着せてもらえるのも嬉しいしさ!そんで振り付けがしょうくん大得意なhiphop系で、オラオラなギラつき感がものすごくって、なんかもう、好きしか言えなくてごめんなさいの世界です。好き。大好き!!!!!

◆Troublemaker〜Luckyman
デジタルリミックス!こういうテーマに沿ったリミックスをわたしは待っていたのだ!あのね、このリミックスのときしょうくんのしょうくんイズム(縦ノリ、ドスのきいた歩き方、リズムの刻み方もろもろ!)がばくはつしまくってて、もうそれが好きすぎて好きすぎてわたしがばくはつするかと思いましたー!!!!!ラキメン冒頭のさくらばちゃんもちょうかわいかったんだけど、正直そのあとのさくらいくんに心をすべて持っていかれてあんまり覚えてないんだよ…しょうくんってば罪な男だよ!!!!!ここのしょうくんは全さくらい担に見てほしいほんっとに!!!編集スタッフそこんとこよろしく頼みます(土下座)。ああ、ありがとうデジタルリミックス・・・

◆Hope in the darkness
すごいものを見てしまった。言いたいことはたくさんあるんだけど、まずはシンプルに、どうしようもなく心が揺さぶられたことを記しておきたい。かっこいいとか、かわいいとか、素敵だとか、綺麗だとか、そんな形容詞たちはもう超越してしまっていた。言葉を越えて届くものが確かにあったんだってこと、それは言葉にできない気持ちだからこそ、書き残して覚えておきたい。この曲の演出が、言葉をも超越するほどこんなにも人の心を揺さぶるのは、それを創ったじゅんくんが、エンターテインメントの力を強く信じているからだと思います。
しょうくんがパンフで言う「デジタリアンの解」の1つは、まちがいなくHope in the darknessにあるとわたしは思ってる。「デジタルとヒューマンの融合」…つまり、デジタルを駆使した壮大なエンターテインメントを、5人の人間の手で想像しているということ。派手なことが似合わないあらしが、お金のかかる演出装置を使ったそれこそ派手なコンサートができるようになって。それは基本的に内向きで、「ファンの近くに」と言い続けるあらしのグループカラーには、もしかしたら不釣り合いとも言いかねない。正直わたしも、その"壮大さ"に違和感を覚えることもあった。それはこの曲を初めて聞いたときもおなじで、そんな背負い込まなくてもいいんじゃないって言いたくなることもあった。だけどあらしはエンターテインメントの高みを目指す人たちだから、それに挑戦することを諦めなくて。わたしはその、あらしがここ数年挑戦し続けてきた機械的ともいえる壮大さの帰結点を、デジタリアンという名のもとでこのHope in the darknessに見た気がしています。辿り着いたのは、5人の手で「音」を創りだし、「光」を生み出すこと。そしてその内側にわたしたちファンがいるということ。その帰結点があまりにもあらしらしかったから、わたしはこんなにも心を揺さぶられたのかもしれない。会場の規模が大きくなって、演出のクオリティと機械装置は切っても切り離せなくて、だけど「ファンの近くに」という変わらない気持ちがあって。それを、パフォーマーであり且つクリエイターであるというあらしのスタンスと共に、このHope in the darknessで見事に表現しきっている。素直に、凄い。圧巻でした。
わたしは、音を奏でているあらしが好きなんです。歌でも、ダンスでも、ラップでも、楽器でも。いろんなことをやる中で、変わらずに音楽をだいじにしているあらしが好きなの。だから、5人の動きが音を生み出して、それらが重なって1つの音楽を創りだしていく姿にぐっときた。そして、それがあらしの提示する「デジタリアン」だったってことに、同じベクトルを変わらずに感じられてうれしかった。そして重ねた音が一瞬静まって響いた、「君もここに来るのかい」というしょうくんの声、それに続くあいばくんの「生きて行こうか すべて受け止め」という言葉が、忘れられない。割り当てられた音も5者5様でね。まるで始まりの合図かのような、指でぱちんって鳴らす音を担っていたのがじゅんくんだったの、すごくあらしでよかったな。

◆ZERO-G
Hope in〜から受け継いだ熱量をすべてばくはつさせるだけさせたらそれまで、最高潮の空気のまま急にいなくなってそのままTHE ENDですよ!!!冗長な蛇足は何もいらないんですよ!!!しびれるーーー!!!!!今までと違う斬新な終わり方に、もちろんいろんな声があると思う。そんなこと、あらしはきっとよく分かってる。そこでじゃあやめようってなるのではなく、それでもやってみようって挑戦していくあらしの姿はわたしの好きなあらしだよ。基盤はあるのに、そこに甘えないあらしはかっこいいね。あの世界で生きるプロの人たちだ。それ以前に、挑戦していくことでしか新しいものはうまれないって知っててそれを実践できる、わたしの憧れるかっこいい大人であり仕事人です。

◆2部
あれだけ次に進む姿勢がすべてだと言っていた人たちが、ハワイの衣装を着て、15周年記念のメドレーをやってくれるんだー、って。それが分かったとき、ああやっぱり優しいなって思って。わたしコンサート行くたび、あらしに対して「優しいなあ」って気持ちで心を満たしてる気がする。巷で噂のイッピバルーンのお写真のチョイスが素晴らしかったんだよ〜あれきっとあらし自身が選んでるのよね?そうだよね?15年ぶりにハワイのパイナップル畑で撮った写真があってね、それを見ているだけですんごい幸せな気持ちになれたんだ。たぶん写真たちをくまなく見ているときのわたし、菩薩みたいな顔してたと思う。わたしの中のアルカイックスマイルを全開にさせる力が、あのイッピバルーンにはありました。あとCalling、かぜっこのダンスをわりと近くで見られたのだけど、ものっすごいオーラだった…圧倒されてしまった。目3つ下さい!!!て感じで、あのクセとあのクセとあのクセが目の前で揃ったときのこうふんったらなかった。個人のクセが全開に出るダンスが好きだし、クセを出したまま妙に揃っていて圧倒させてくるあらしのダンスがやっぱり好きだ。そして、GUTS!の多幸感ったらない。短くてもたくさん想いのつまった時間を一緒に共有して、その積み重なった幸せを、「VIVA青春!」という掛け声と共にあらしとファンしかいない空間の中に昇華させてくれる。一緒に踊って、歌って、そんな幸せを胸に最後を飾って一緒に前を向ける。それを「青春」だってみそじをとっくに越えた5人が言うんだから、歳を取ることも、いい歳して夢を見ることも、今こうしてアイドルに夢中でいられるのも、悪くないなって思えるね。

◆キミの夢を見ていた
はじめてこの曲を聞いたとき、あらしからのメッセージみたいだなっておもったの、間違ってなかったんだなあ。想像だけでも楽しいけれど、あらしはこうやっていつも答えをくれる人たちで。じぶんたちが考えていること、思っていることを、きちんと形にして提示してくれる人たち。そういう今現在のあらしなりの答えを教えてくれるのが、コンサートっていう場所なんだよね。この曲を歌うあらしを見つめながら、ああ、わたしは夢を見ていたんだなあって、そんなことをひたすらに思い続けてた。わたしはそのあらしが出す答えが何なのか知りたくて、どんなに泣いても、冷たさにくじけそうでも、ずうっとこの空間に胸を焦がし続けていたんだよ。そうして居合わせることが叶った空間の中で、なおもわたしは夢を見てた。ぜんぶぜんぶ、夢みたいでした。それと同時に、夢"みたい"ではなくて、あらしはわたしの"夢そのもの"だと改めて思わせてくれるコンサートだったんだ。にのみやくんが挨拶で、「楽しいだけじゃ楽しくない」って言っていたのね。楽しくないことがあるからからこそ楽しくて、だから世界は素晴らしいんだって。そういう世界のなかで、わたしは今までも、今も、これからも、あらしに夢を見てる。ファンの写真たちが集まってあらしが出来上がっていく映像を見てて、わたしがあらしに夢を見ることがあらしの世界をうみだすんだなって、エゴみたいだけどそう思えたから。わたしたちにそう思わせてしまうじゅんくんはやっぱりすごいし、そう思わせてくれるじゅんくんは優しい。それを「5人じゃなきゃあらしじゃない、だけど5人だけじゃあらしじゃない」って、言葉で補足するしょうくんにぐっとくるね。じゅんくんが形にしてくれたものだけど、じゅんくんの言葉を借りるならやっぱり「みんなで話し合って作ったコンサート」なんだよ。じゅんくんが一歩前に踏み出せば、4人も一緒に前に出る。あらしはそうやって進んできたんだもんね。15年経ってもおなじやり方で、次の一手をうったコンサートの締めくくりにこの曲を選ぶあらしが、わたしは大好きです。




THE DIGITALIAN。デジタルとヒューマンの融合。正直、最初は何を表現したいのか、何を考えてのこのテーマなのか、ピンとこなかったけれど。いまならその、実はずっと貫いてきた切な思いが、痛いほどに伝わってくるよ。ここ数年、ずっとあらしが、じゅんくんが、手探りで模索してきたことが繋がったような、そんなコンサートでした。しかもそんなコンサートが、15周年、ひいては16年目を踏み出す一手として存在しているなんて。これまでの点を一つの線に繋げたようなコンサートが、これから進んでいく道の第一歩であるなんて。「15年経ってやっとこういうことが出来るようになった」というじゅんくんの挨拶を思わずにはいられない。この一歩は、また一つあらしを次に進めただいじな足跡として、確実にこれからに残っていくと思います。ああ、わたしは本当に凄い人たちを好きになってしまったもんだ。こうなったらもう、ぜんぶ見届けてやるんだから。あいばくんが言うように、降りていく景色だってぜんぶ、わたしも一緒に見るんだから。それがあらしの意思をもったものなら、周りが昇っていこうが降りていこうが、前だろうが後ろだろうが、確実に1つ歩みを進めているに違いないから。そしてそうであるならば、どんな景色であっても愛おしいものであるに違いないから。15年たってもなお、「この5人と一緒にやりたいことが、まだまだたくさんある」と言うじゅんくんの瞳に、わたしはまた夢を見るよ。さあ、またこれから。楽しみだ!

*1:あ・ら・しのstep by step〜の振りみたいなやつ

*2:サンライズとかでやってる両足を回すやつ