君へ届け 遠くの空

DVD、観ました。1年越しの、Beautiful world初参加です。大雨の中でビリブを歌い踊る姿に泣きそうになり、しぇけ大盤振る舞いのじゅんくんに取り乱し、じゃなくて><と、女の子に振り回されてる側とはとうてい思えないちゃらいばに興奮し、予想以上にわけのわからない宝塚風味のmy booに爆笑し、踊りまくるはなこに何度目かの恋に落ち、苦しい顔をして歌いきるにのみやくんの姿に驚き、アンコールで雨が降ってきたらすぐにスライディングを始めるあらしを心底好きだと思い、このままもっときみにはずっと笑っていてほしい、と改めて願いました。


以下、正直に書いた結果からくちの部分もありますので、苦手な方は回れ右を。

震災を踏まえて、「いつも通り」を重視した結果のセットリストなんだろうなあとは思います。いつもと同じ歌、何も変わらない演出。あのときあのタイミングで風を肌で感じながらあの中にいたら、もしかしたら感想は違ったかもしれない。でもいま、あらしがステージに立つ姿をずうっと楽しみにしながら、家の中で再生したわたしにとっては、いつもと同じ場所で特に踊らずにいつもと同じ歌を歌っているのを見るのは退屈だった。励まし方、励まされ方はもちろんいろいろあると思う。だけどわたしは、わたしはね、たとえあんまりうまくなくても、音程がずれたとしても、一生懸命に歌って一生懸命に踊って、一生懸命にパフォーマンスを見せようとしてくれるあらしの姿にいつだって元気をもらってきたよ。だからやっぱりあらしには踊ってほしい。アイドルがキラキラした姿でステージで踊ってくれる姿に何よりも勇気をもらってるファンが、たくさんいるってことを改めて知ってほしい。

あと、やっぱりもう国立と言う場所には限界を感じた。国立で出来ること自体がすごいこと、それを4年も出来たなんて素晴らしいこと、それは分かってる。でも、あんな広い場所で一体感出してファンサもして凝った演出もしていいパフォーマンスしてそれを会場のみんなに見てもらって…なんて、ぜんぶ出来るわけないよ。映像コラボのやつ、DVDで見る分には見応えがあって、相当練習したんだろうなあって思ったし個人的には楽しんで見たんだけど、あれを国立(などの広いキャパの会場)でやるのは無理があるよね。いいパフォーマンスでさえ、国立の広さがそれを消してしまってる。一体感に関しても、確かに7万人が一斉におーいえで腕をブンブン振ってる姿は圧巻だし、キャパが広いなりの風景だってあるけれど、ファンも多様化したいまはあの広い会場で一体感ばかりを求めても仕方ないかなあ、ってさびしいけど思っちゃう。この前ぱふゅの武道館行ってきたんだけど、会場の熱とうねりがまさに一体になった瞬間を肌で感じて*1、人と人の連鎖が作り出した波に突き動かされるあの感じは久々だなあと思ったの。一体感のあるコンサートを諦めたとかそういうことじゃなく*2、大きいハコでやるしかない以上は物理的な見せ方も考えなくちゃいけないのかなあと思う。

Rock this〜alwaysはすげえかっこよかったっす。さすがっす。スサノギャオ!!!でワオ!!!ってなるよね普通にね。特にalwaysがかっこよかったなあ〜。どうせモニター使って凝った映像流す演出をするならあらしをつかった映像つくればいいのにっていつも思ってたから、あれは映像の使い方込みでかっこよかったです。

で、こんだけいろいろ言ってきたけど、あらしがステージ上ですごくいい笑顔してるの見たらやっぱり泣けちゃうの。ファンに向けてくれる笑顔がとってもやさしくて救われるの。5人で手え繋いで「嵐でした!」って笑う姿が心強くて元気が出るの。それはもう、好きになってからずうっと変わらない。だから、ちゃんと変わらないものがあるってことを知ってる。だいじょうぶだから、わたしたちと同じ目線で居続けようとしなくていいよ。置いてけぼりにしていいよ。それで力強くちゃんとしがみついてこいって、言ってほしい。あらしが自分たちの進みたい方向に向いているなら、わたしだってその背中、しんでも離さないからさ。

*1:FAKE IT

*2:FAKE ITも、横アリもすごい盛り上がりだったけどやっぱり武道館のほうがすごい熱気だと思ったし