Everything is gonna be alright.

しょうくん、32歳のお誕生日おめでとう。



あらしにならなかった未来のことは、もう考えなくなっちゃったとしょうくんはいつかこぼしていたけど。たとえどんな選択をしていても、夢を見つけてじぶんの道を歩いているだろうしょうくんの姿が目に浮かびます。悩んだり、迷ったり、そうして歩いてきた道は決してまっすぐではないかもしれないけど。でもその一つ一つの足跡にきちんと納得して、速いとはいえないスピードで確かに歩いていくしょうくんの姿が。捨ててきた道や置いてきた荷物に、寂しさや愛おしさを感じながら今を誠実に生きるしょうくんの姿が、頭に浮かんでくる。しょうくんって、そういう普通の人なんだと思います。そりゃ、ボンボンで、イケメンで、ジャニーズで、ぜんぜんふつうなんかじゃないんだけどさ。でも、学生時代は飲んで騒いで、音楽が大好きで、夢はなくて。言葉遣いだって悪いし、思春期にはカラコンとか入れちゃうし、親とはくだらないことでケンカもする。わたしが好きになったのは、そういう普通の人なんじゃないかなって、ちょっと生意気だけどそう思ってるよ。

わたしが道を見失いそうになったとき、光をくれたのはいつだってしょうくんでした。しょうくんは、わたしの道標です。強引に引っ張り上げるんじゃなく、一緒に立ち止まるんでもなく、幾筋にも広がる光をその姿で示してくれる人。そして、光を見つけるのも、その先をまた歩いていくのも、自分次第だよって教えてくれる人。わたしは、しょうくんも必死に歩いてるんだって、しょうくんもおなじなんだって思うだけで、その背中にしがみついていこうって前を向けたから。"MY LIFE IS MY MESSAGE"ってきっとそういうことで、そういう生き方ってとっても大変なことたくさんあるはずなんだけど、それでも示し続けてくれて本当にありがとうっていつも思ってる。ふだんは口にしたりしないけど、ね。

しょうくんがいつも真摯に大切なことを伝え続けてくれたから、わたしも人に何かを伝えたいと思うようになりました。しょうくんがいつも新しい世界を見せてくれたから、わたしも人に新しい喜びを与えたいと思うようになりました。しょうくんは、まさにわたしの夢そのものです。しょうくんがわたしとおなじ歳だったころ、スーツ姿が周りに溢れる中でひとりだけライトを浴びていることがどれだけ不安だったか、いまならすこしだけ分かる気がするよ。敷かれていたレールから急に投げ出されて、だけどそこに広がっていた大草原にじぶんの足で道を作ったしょうくんのことが好きだから、これからもちゃんとその背中を見続けていたい。しょうくんがずっとあらしでいることを切に願うのだとしたら、わたしはあらしとして頂点を目指すあなたの背中を、ずっと見続けていたいと切に願います。

しょうくん、あらしに出会えてほんとによかったね。わたしも、しょうくんがいるあらしに出会えてほんとによかった。もうこんなに大きくなったのに、ずっとふつうで居続けようとしてくれてありがとう。あらしのさくらいしょうとして生きるあなたのことが、とってもとっても大好きです。32歳のきみも、まゆげを八の字に下げてたくさん笑っていますように。